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自家組織再建かインプラントか

きっかけから入院まで

乳がん摘出後、自家組織再建かインプラントか ― 手術前に迫られた選択

再建の選択は、摘出前に決めなければならなかった

乳がんの摘出手術を受ける前、
私は「胸をどう再建するか」という選択を迫られました。

自家組織で再建するのか。
それとも人工物(インプラント)を使うのか。

がんの治療だけでも頭がいっぱいの中で、
将来の体の形まで決めなければならない。

あの時の判断は、正直、簡単なものではありませんでした。


自家組織再建とは

自家組織再建とは、
自分の体の別の部位(主にお腹や背中)から皮膚や脂肪を移植して乳房を作る方法です。

代表的な方法には、

・腹部の脂肪を使う方法
・広背筋(背中の筋肉)を使う方法

などがあります。

自家組織再建のメリット

・触感が自然に近い
・長期的なメンテナンスがほぼ不要
・人工物を体内に残さない
・時間が経っても劣化しにくい

自分の組織で作るため、
見た目や柔らかさがより自然に近いと言われています。


自家組織再建のデメリット

・手術時間が長い
・体への負担が大きい
・傷が胸以外にも増える
・入院期間が長くなる傾向

つまり、
「胸を作るために、別の部位にも手術をする」ということ。

体力的・精神的な負担は小さくありません。


インプラント再建とは

インプラント再建は、
シリコンなどの人工乳房を使って再建する方法です。

多くの場合、

①エキスパンダー(皮膚を伸ばす器具)を入れる
②数か月後にインプラントへ入れ替える

という段階的な方法がとられます。


インプラント再建のメリット

・手術時間が比較的短い
・体への侵襲が比較的少ない
・他の部位に大きな傷を作らない
・体型を変えずに済む

身体的負担の面では、
自家組織より軽いとされることが多いです。


インプラント再建のデメリット

・将来的に入れ替えが必要になる可能性
・被膜拘縮(硬くなる合併症)のリスク
・人工物に対する不安
・放射線治療との相性の問題

人工物である以上、
一生そのままとは限らない。

メンテナンスという視点が必要になります。


どちらが正解かは、人によって違う

インターネットで調べれば調べるほど、
どちらにもメリットとデメリットがあることが分かりました。

・体への負担を優先するか
・自然な仕上がりを優先するか
・将来的なメンテナンスをどう考えるか
・年齢や体力
・仕事復帰のタイミング

正解は一つではありません。


あの時の私の気持ち

がんと診断された直後の私は、
正直「再建のことまで考えられる精神状態ではない」と思っていました。

でも、手術前に決めなければならない。

胸を失う恐怖と、
また作るという決断。

あの時の私は、
未来の自分を想像しながら選択していました。

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