「全摘出を勧めます」
そう言われてから数日後、
手術の同意書が目の前に置かれました。
私はペンを持ちました。
怖さはありました。
失うものの大きさも分かっていました。
でも、迷いはありませんでした。
そのとき、自分の中ではっきりしていたことが一つだけあります。
私は絶対に生きる。
生き延びてやる。
それだけでした。
深い理由があったわけではありません。
立派な覚悟をしたわけでもありません。
ただ、終わりたくなかった。
だから、サインをしました。
それだけのことです。
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